面談までに考えておくべきこと
面談が得意な人、不得意な人それぞれいると思いますが、面談でOKが出なければ現場に参画することは出来ないため、不得意な人はしっかり準備して臨むことで不安な点を一つずつ消していきましょう!
まず、重要なポイントについて説明していきます。
ココがポイント
コントロールできることのみ考え、コントロール出来ないことは一切考えない!
この考え方はラグビー日本代表の前監督であるエディー・ジョーンズさん(以下、エディーさん)の本に書かれている考え方です。
メモ
エディーさんにカナダの街を歩いている時にたまたま会って写真を撮ったことがあります☺️
元々、日本のラグビーは世界では弱く、負け続けていました。日本人は海外の選手より体が小さいため、世界では勝てないというネガティブな考え方を選手自身も持っていました。
しかし、エディーさんは、日本人の体が小さいのは変えられない、つまりコントロールできないことは考えず、コントロールのできる(小さい体を生かした低いタックル、日本人の勤勉な性格を生かした練習の質と量、試合で走り勝つフィットネスなど)だけを考え、実行したことで世界最強の南アフリカに勝ち、世界的な番狂わせを成し遂げたのです。
エンジニアの場合、コントロールできることは、「自己スキルを丁寧に説明してアピールする」、「面談時に聞かれそうな質問を全て準備する」、「靴を磨くなど身だしなみを気をつける」、「面談場所までの道のりをしっかり調べておく」などです。
逆に、コントロール出来ないことは、「どんな部屋で、どんな面接官なのか」、「どんな質問が聞かれるか」、「そもそも合格できるかどうか」などです。
コントロール出来ないことについて考えるよりも、コントロールできることについて考えて、実行する方が確実です。
もし、コントロールできることを最大限行って、落ちたとしたらそれは単なる実力不足かそもそもその現場に向いていなかったことになるため、また努力して実力をつけるか、別の現場の面談に臨んだらいいだけのことです。
まずは、コントロールできるポイントを最大限実行して少しでも合格できる確率を高めましょう!
面談で気をつけるべき5つのポイント
今回は未経験エンジニアが確実に直面する壁の1つである面談について、私の経験を元に紹介していきます。ポイントとしては5つあります。参考になるポイントが1つ以上はあると思いますので、面談で悩んでいる人の参考になればと思います。
また、現場経験はあるが、面談が苦手な方向けにも参考となるポイントがあると思いますので是非、参考にしてみて下さい!
プロのエンジニアとしての自覚
まずは、未経験でエンジニアとしての現場経験がなかったとしても、「プロのエンジニア」としての自覚は必要です。実際、現場に入れば、いろんな経験をして、成長させてもらうことになるのですが、あくまでも、「プロのエンジニア」として契約をしてもらって、単価を支払って頂くことには変わりはないのです。
お客さん目線から見て、技術的なスキルや何かしらの能力もないエンジニアはただのお荷物になるため、面談で確実に落とされます。
少しだけでも良いので、スキルの面でアピールできるポイントを明確にして、面談時にアピールしましょう!
参考
例えば、Javaだけはしっかり勉強してきたのであれば、その点をなるべくその面談内容に沿って詳しく説明しましょう!
不安なことはいろいろとあるかもしれませんが、面談先のお客さんも「この人は新人エンジニア」とあらかじめ伝えられているため、認識しています。そこまで不安にならずに、自信を持って挑みましょう!
お客さんからの質問で分からないことがあれば、素直に分からないと伝えて、分かる部分が少しでもあるのであれば、そこはしっかり伝えましょう!
未経験でアピールするところが少ないですが、アピール出来る点は絶対にあるのでそこはしっかりと確実にアピールしましょう!
技術力以外をしっかりアピール
1点目のポイントとは相反する内容になるかもしれませんが、2点目のポイントは「技術力以外をしっかりアピール」することです。
例えば、エンジニア3人とお客さんで面談の場合、他の2人のエンジニアは現場経験ありであったとすれば、とても不利な状況からのスタートになります。
そこで技術的な話だけをアピールしても、現場で身に付けてきたスキルには歯が立ちません。
ポイント
独学やプログラミングスクールで勉強してきた内容と現場で身に付けてきた内容は明らかな差があるため、全く歯が立ちません。
それだけ「現場経験」というものは重要な要素になるのです。
学生時代にチームワークを意識して行動してきたことで、結果を出せたことや前職でコミュニケーション力を鍛えてきたので、その能力が現場でも役に立つとアピールするなど、技術的な話以外のアピールポイントを作って、アピールしていきましょう!
メモ
私は国際結婚していることとラグビーを学生時代にしていたことを面談に話したことで、お客さんから興味を持ってもらい、合格することが出来ました(笑)
初めて会うお客さんが何に興味を持つかは正直分からないため、何個かで良いのでアピールポイントを作っておきましょう!
自信を持って、正直に話をする
合格するためについ誇張して話をする傾向があると思うのですが、重要なのは正直に話をすることです。
なぜなら、面談で合格となったとしても、参画後に嘘がバレてしまうとその後の関係性に影響を及ぼすからです。また、期待値が高い状態で参画することになると、自分のキャパ越えしている内容と量の仕事が割り振られるため、結局自分の首を絞めることになります。
なので、面談時に聞かれることに対しては素直に答えて、参画後のことも考えて、今自分ができることを自信を持って答えることが大事です。
また、未経験のことが求められる現場だとしても、「未経験です。」で終わるのではなく、「未経験ですが、今までの経験を活かして積極的に学んでいきます!」という姿勢をアピールすることで少しでも印象を良くしましょう!
良い後輩キャラを作る
未経験や現場経験が浅い人(私もそうですが)は全ての業務を一人称で遂行できるかと言われたら出来ないと思います。確実に誰かに聞きながらの作業になると思います。
その際に、「良い後輩キャラ」であればあるほどいろんな人に教えてもらいやすくなります。
簡単に言うと、部活の時に各学年に一人は居た「教えがいのある良い後輩」に自分もなればいいのです(笑)
積極的にいろんなことに取り組んで、吸収していく姿勢をアピールしていきましょう。
過去の記事にも書いていますが、エンジニアは特にコミュニケーション能力に長けている人が少ないため、自分から積極的に分からないことは聞いていける人材であることが重要です。参考にしてみて下さい。
当たって砕けろの精神
最後に必要なポイントは「当たって砕けろの精神」です。この現場の面談が合格しなければおしまいだと考えないで、この面談がダメなら、次の面談、その次の面談と前向きに捉えて頑張りましょう!
エンジニアは常に不足しており、他の業界と比べても競争が激しく無いため、一回の面談が上手くいかなくても落ち込まずに次に進みましょう!
面談を何回も経験できることは後々の自分自身の糧になるため必ず意味があります。
落ち込んでいる暇はありません。コントロールできる点だけをしっかり考えて実行していきましょう!
まとめ
今回は「面談」というキーワードで紹介していきましたが、いろんな問題に直面した時に、これは「コントロールできる」「コントロールできない」と分けて考えて、「コントロールできる」ことだけに集中して結果を出していきましょう!
質問等ございましたらコメントよろしくお願いします。