「資産運用を始めようと思っているのですが、専門用語が多く難しいと感じています。何から始めたら いいのか分かりません。どうすればよろしいでしょうか?」という質問に答えます。
結論から言います。資産運用は決して難しくありません。シンプルな投資方法とシンプルな3つの法則を守れば、長期的に資産を増やすことが出来ます。
この記事を書いている私は、現役のエンジニア兼個人投資家をしている者です。
今までの様々な投資経験と過去の金融分析に基づいて解説を行います。
また、独立系のフリーランスとして活動しているため、どこかの企業を擁護するようなポジショントークは一切含まれておらず、公平な立場から分析を行った内容をわかりやすく解説します。
では、早速、解説を始めます。
【徹底解説】FIREに向けての資産運用は難しくないです
資産運用が難しいと感じる理由
そもそも、資産運用が難しいと感じている理由について分析します。
結論から言います。難しいと感じている原因は、「80%が先入観、20%が知識不足」です。
明確な論理的根拠に基づいて、資産運用が難しいと感じているよりも、「何となく難しそう」、「頭の良い人がやっているイメージ」などが、資産運用は難しいという先入観を作り出しています。
何となく難しそうだから避けているというのは、人間の本能が作用しているため、仕方無いことです。
そもそも、長い人類の歴史から考えて、人類は近年までずっと飢餓との戦いであったため、本能的にエネルギーが必要となることを避けるように脳が発達してきました。
そのため、まずは、今自分自身が資産運用を難しいと感じている原因は、明確な根拠の無い先入観であるということを自認する必要があります。
また、最初から資産運用の全てを理解してから始めようという考えは捨てておきましょう。
理由は簡単で、資産運用を行なっていく中で学ぶことの方が圧倒的に多いからです。走りながら考えて、必要に応じて軌道修正するで問題無いです。
短期投資・個別投資は不要
では、具体的にどのような投資が有効であるのかを解説します。
結論から言います。長期投資1本だけで大丈夫です。もっと言うと、3つの投資先(米国株・米国債・金)で大丈夫です。具体的な投資先については後ほど解説します。
経済のトレンドを読んで投資したり、安くなっている銘柄を探して投資するなどの投資は一切不要です。
そういうことが好きで、資産にも余裕のある人はやっても良いですが、一般投資家には不要です。
なぜなら、短期投資や個別投資で一般投資家が勝ち続けることは至難の技であるからです。もし、勝ち続けることが出来るのであれば、金融業界に転職した方が良いです。
それよりも、長期目線から考えて、勝つ確率の高い投資先に絞って、投資を続けた方が圧倒的に良い結果が出せます。
資産が増えるという結果だけでなく、手間がほとんどかからないため、家族、友人、恋人、趣味の時間を楽しむ時間を減らすことなく実現できるというメリットもあります。
金融の世界でいろんな欲を出して、様々な投資をしようとするのではなく、長期投資1本に絞って、黙って投資を続けるのが1番確実な方法です。
資産運用はシンプルです
私が提唱している資産運用は本当にシンプルです。
たった3つの投資先だけです。米国株、米国債、金だけです。個別の銘柄に投資している訳ではなく、全てETFで投資しています。投資信託とは違います。
ETFと投資信託の違いについて知りたい方は、こちらの記事で解説していますので是非読んでみて下さい。
ETFの方が投資信託よりも手数料が安く、流動性が高いため、長期投資にはおすすめです。
なぜ、米国株、米国債、金のETFに投資をしているのかについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、是非読んでみて下さい。
資産運用の投資先はシンプルで大丈夫です。それよりも、資産運用を行う時の心構えが非常に重要になります。
自分自身の投資に対する、基本的な考え方や規律を早い段階から作っておくことの方が、圧倒的に重要です。
資産運用で失敗するほとんどの理由が、投資先選びの失敗よりも、精神的な問題による暴走が原因です。
資産運用で大切なことは、淡々と決まった投資先に長期的に投資を続けることです。簡単そうに見えて、非常に難しいことです。
次章では、資産運用で失敗しないための3つの法則を紹介します。参考にしてみて下さい。
資産を上手に運用するための3つの法則
途中で辞めない
長期投資で1番大切なことは、途中で辞めないことです。簡単そうに見えて、実は非常に難しいことです。
多くの人が資産運用を辞めるきっかけとなるのは、金融危機が発生した時です。
保有している株の価値が半減したり、資産の多くを一時的に失うことで、精神的に混乱してしまい、資産運用が怖くなり辞めてしまう人が続出します。
ただ、今までの歴史上、特に米国に関しては、必ず株価は復活します。金融危機の規模、政府や中央銀行の対応次第で復活するまでの期間に変動はありますが、必ず復活しています。
【図 過去の株価暴落から復活の歴史】
出典:バオバオ夫婦作成
約10年周期で大規模な株価暴落の時期が訪れますが、必ず復活してきた歴史と、復活しなければならないという宿命が米国株にはあるため、心配する必要はありません。
暴落時は、一時的にショックになりますが、株価が安い時に株数を増やしておくことで、復活時に大きく飛躍出来ます。
金融危機が訪れる瞬間を的確に当てるのは、専門家でもほぼ不可能です。毎日のように株価が暴落すると警鐘を鳴らしいる偽専門家は別ですが。。。
とにかく、暴落が訪れたとしても、手を止めることなく淡々と資産運用を行なっていくことが重要です。
決して、少しの暴落で資産運用を辞めてしまうことだけは避けましょう!
山あり谷ありは普通
株価は山あり谷ありの連続です。永遠に真っ直ぐな右肩上がりの株価は存在しません。
株価だけでなく、貴金属などのコモディティも含めて、紆余曲折を経て、少しずつ右肩上がりで上昇していくものです。
少しの上昇や下落で一喜一憂するのではなく、下げ相場、上げ相場どちらも付き合っていく覚悟を持って、資産運用する必要があります。
資産運用が少し怖い人は、リターンは少ないですが、国債の割合を増やすなどして工夫すれば、資産の乱高下は防ぐことが出来ます。
株価も人生と同じで山あり谷ありです。長期目線で考えて、プラスになることを考えて淡々とした姿勢で資産運用を行いましょう!
周りと比較しない
資産運用に少し慣れてくると、SNSなどで投資情報を発信している人の意見が気になるようになってきます。
「たった1ヶ月で300万円の利益確定」、「1年で500%の資産上昇」など様々な情報を見かけるようになり、少しずつリスクの高い金融商品に興味を持つようになります。
そうなると、自分自身で最初に決めた資産運用のルールを破り、強欲な運用を始めるようになります。それが崩壊の入口です。
規律性の無いトレードはギャンブルと同じです。有名なトレーダーの多くが大事にしていることの一つに、「規律性」があります。
他人と比較してしまうと、勝手に競争心や憧れの気持ちが芽生えてしまい、強欲になり、規律性を失ってしまいます。
周りは周り、自分は自分という確固たる信念を持って、規律性に従って、淡々と資産運用をしましょう!
常に長期目線で投資を行うのが王道です
今回は、資産運用について解説を行いました。
資産運用の中身自体は決して難しくありません。それよりも、資産運用に対する考え方やメンタルケアの方が圧倒的に重要となります。
資産運用で失敗する人の多くが、精神的な原因がほとんどで失敗しています。
それだけ精神的な安定性が重要となります。決して、軽視しないようにしましょう!
長期目線で、淡々と資産運用を行うことが1番時間を使わないで、効率的に資産を増やすことが出来ます。
具体的におすすめの投資先についてはこちらの記事で解説していますので、是非、読んでみて下さい。