未経験からエンジニアになったばかりの方、今後エンジニアに転職しようとしている方、エンジニアとして仕事を上手く進めていくための方法を知りたくないですか?
結論から言います。今回紹介する5つのポイントを実行すれば少なくとも現状よりも確実に上手くいきます。
私は23歳の時に未経験からエンジニアに転職して、1年半の現場経験を経て、25歳でフリーランスエンジニアになりました。
現在も現役のフリーランスエンジニアとして活動しています。
今回は私が未経験からエンジニアになった際に経験した内容、これまでの開発現場での実体験を元に分かりやすく解説を行います。
これからエンジニアに転職しようと考えている方、エンジニアになって苦労している方は必見です。
未経験エンジニアがきつい仕事を乗り切るための5つの方法【経験談】
エンジニアの仕事がきつい3つの理由
そもそも、エンジニアの仕事がきついと感じてしまう理由について解説します。原因は現場の雰囲気、仕事内容、仕事量、人間関係などいろいろな原因があると思います。
大きく分けると3つの理由になるかと思います。それぞれ解説していきます。
エンジニアの仕事がきついと感じてしまう理由について解説を行なった後に、そのきついと感じてしまう仕事を乗り切るための5つの方法を紹介していきます。
単純に実力不足
これは未経験からエンジニアになった人なら誰もが通る道です。単純な実力不足、経験不足が原因での辛さです。
これを解決するには、経験を積んでいくしかありません。資格勉強をするよりも、仕事でいろんな業務を経験して実力を伸ばしていくしかありません。焦らずに目の前の仕事を1つずつやっていくしかありません。
特に未経験エンジニアの方の場合は、右も左も分からない状態で、エンジニア歴20年、30年以上という猛者に囲まれて仕事をするため、環境的にも非常にきついです。
会話内容、メールの内容、資料など分からない単語ばかりが出てきます。ネットで調べても出てこない単語もいっぱいあります。
ベテランエンジニアがみんな優しくて、気軽にいろんなことを教えてくれる人ばかりだったら苦労しないのですが、そんなことはありません。
地道に仕事をして実力をつけていけば、半年から1年ぐらい経てばある程度の実力はついています。焦らずに仕事をやっていきましょう。
いつの日か成長していることに気付く日が必ず訪れます。
開発現場に問題がある
これは本当に辛いです。実力があっても開発現場に問題がある場合は、どうしようもない話です。長時間労働、人間関係に問題がある、仕事内容が退屈などが原因だと思います。
これに関しては、耐える必要はありません。実力不足に関しては、しっかりと学ぶことに耐えて、努力する必要があります。
しかし、現場に問題がある場合は、辞めるのが最適です。辞めても問題なしです。私もうつ病になって、開発現場を辞めたことがあります。
耐えなくて大丈夫です。他に開発現場はたくさんあります。絶対に仕事は見つかります。安心して辞めましょう。
少しでも改善の余地がある場合は、後で紹介する「5つの方法」を実践してみて下さい。それでもダメなら、潔く辞めるのが一番です。
理想と現実のギャップがある
これは本人に原因がありますが、なかなか解決しにくい問題です。
エンジニアの世界に転職する前は、もっと華やかな世界だと思っていたが、実際は地味で、暗くてしんどいとは思わなかった、思っていたよりも稼げない仕事だったなどです。
私もこれは経験したことがあります。間違えた認識を持ったままエンジニアの世界に飛び込んでしまった自分が悪いのは分かっているのですが、やはり、理想と現実のギャップで苦しむことになりました。
これを解決する方法は2つです。
1つ目は、理想を現実にすることです。
私の場合は、お金を稼ぐためにエンジニアになったのですが、最初に入った会社がブラック企業であったため、月収16万円(手取り)でした。
そのため、1年半でフリーランスエンジニアになって、すぐに2倍以上の月収を稼げるようになりました。
例えば、もっと華やかな仕事をしたいという理想がある人の場合なら、若い人が多く、女性の割合も高い現場に変えるなどです。
2つ目は、理想を捨てて、現実に向き合うということです。
無理のある理想はいつまで経っても、現実にならないため、理想と現実のギャップに苦しみ続けるだけです。
この理想は無理だと判断したら、すぐにでもその理想を捨てて、目の前の仕事に集中した方がいいです。
いつまでも叶わない理想を追い求めるのは、気付かないうちに消耗していきます。
しっかりと見極めて、理想と現実にどう向き合うのかを考えてみましょう。
きつい仕事を乗り切るための5つの方法
コミュニケーション能力
「スポンジになってますか?」
未経験からエンジニアになる人は、スポンジのようにいろんなことを吸収して、貪欲に知識を吸収していくことが重要です。
未経験から現場に入ることになった場合、限られた時間内に全てを一人で解決するのは不可能なため、現場の先輩に聞くことになります。
特にプログラマーは内気で、黙々と作業をするタイプの人が多く、コミュニケーション能力が高い人はそこまで多くいないため、自分から積極的に話かけることが重要です。
最初はなかなか打ち解けるまでに時間がかかる人が多いですが、そこは諦めずに話しかけてみるのが重要です。
現場経験20年以上の人からお金を貰いながら直接アドバイスを聞けるのは、絶好のチャンスだと思うので、諦めずにコミュニケーションを取りましょう!
エンジニアの場合、現場で学んだことは基本的にどこの現場に行っても役立つ内容であるため、自分の成長に直結します。
もっと言えば、単価に直結する内容でもあるため、積極的にコミュニケーションを図って、スポンジみたいにどんどん吸収して、成長していきましょう!
「折れない心」と「立ち向かう勇気」
プログラマーはひたすらコードを書いて、テストをしているだけと思われがちですが、そこは違っていて、会議もあれば、チームで協力して作業することも多いため、人間関係も必要になります。
人によりますが、キツい言葉で言ってくる人もいるため、そこで気持ちが折れてしまう人もいます。
実際にこれが原因でやめてしまった人も何人かいましたので注意です。
私がエンジニアになりたての頃、仕事でミスして個別で何度も呼ばれて怒られたことがあります。
確かにその時は落ち込みますが、自分自身の成長に繋がると信じて、乗り越えたからこそ、今のフリーランスエンジニアとしての生活があるのだと思います。
落ち込む時はしっかりと底まで落ち込んで、あとはゆっくりと登っていけば良いだけの話です。
本当にしんどい時は休めば良いだけの話です。深刻に考えすぎないようにしましょう。
いろいろと乗り越えていくうちに、「折れない心」と「立ち向かう勇気」が身に付いていきます。
「QCD」を常に管理する
「QCD」の観点から分析を行なって、自分のタスクを管理することで、定時ダッシュすることも出来れば、予定工数を超過して責められた場合の資料にも使えるので是非、参考にしてみて下さい。
「QCD」の説明です。
ポイント
1.Quallity = 品質(プログラムミスの数など)
2.Cost = 費用(工数など)
3.Delivery = 納期(期限など)
参考
例えば、納期には間に合ったが、プログラムミスが10箇所あり、品質に問題があったため、予定工数より7時間超過してしまった場合は、「品質と費用」の観点から、具体的な数字を使って、分析して振り返ることで同じようなミスを減らせます。
私も最初はよくあったのですが、「自分のスキル不足」が原因で納期に遅れたり、品質に問題が発生したと現場に報告していました。
しかし、それだと自分のスキルが一定以上のレベルに達するまでいつまで経っても現場での評価が上がらないため、他の原因が無いか分析して報告するようにするようにしました。
例えば、設計書のミスがあったことで、デザイナーに確認したり、プログラムに修正が必要であったことを報告することで、自分のスキル不足以外の要素もあったことを伝えることが出来ます。
ポイント
スキルは1日、2日で身に付くものではないため、スキル不足ばかりを原因にしないようにしましょう!
自分自身のスキルが原因で問題が発生していることもありますが、現場からの評価が上がらないと大きな仕事を任せてもらえないため、成長も出来ません。
また、単価の交渉や契約更新の際にマイナス材料にもなります。
そうならないように、良い意味で責任逃れをして、成長する機会を得ましょう!
定時ダッシュを目指す
未経験で入って、いきなり定時ダッシュを目指すのは無理と言われることもありますが、是非目指しましょう!
理由としては、人間の集中力には限界があるため、未経験で現場に入ったとしても定時までに帰れるように集中して、生産性向上に尽力するべきです。
たまに、最初は1日10時間以上働いて、経験を積むべきということを言ってくる人もいますが、その働き方は長続きしないのと、残業ありで仕事をする習慣が染み付いてしまうため、ダラダラと仕事をする癖が付くので、生産性が落ちます。
何事もなければ定時ダッシュを目指して最初から仕事に取り組みましょう。
私は初日から定時ダッシュしていました。
ポイント
毎日10時間以上しっかり集中出来る能力があるなら、東大やハーバード大に行ってます。普通の人はそれは無理なので、プライベートと体調管理がしっかり出来るように定時ダッシュを目指しましょう!
早めに報告を行う
納期の直前になって間に合わないということを報告することが無いよう気をつけましょう!
私も最初、納期の前日に間に合わないことを報告して色んな人に迷惑かけた経験がありますので皆さんは経験しないようにして下さい。(結構面倒なことになることもあるので。。。)
2週間後が納期だとしたら遅くても3〜4日前には不測の事態(要件の変更など)が発生しても間に合うかの判断をして、少しでも怪しい場合は必ず報告しましょう!
大体の現場では、早めの報告で何か言われることは少ないと思いますので、何事も早め、早めを意識して報告しましょう!
すぐにでも5つの方法を実践してみましょう【変わります】
今回紹介した5つの方法は実際に私がエンジニアの仕事で実践していることです。役に立ちそうな方法があれば是非、実践してみて下さい。
未経験からエンジニアに転職しようとしている方、すでにエンジニアに転職してきついと感じている方は、一度で良いので試してみて下さい。
いろいろと試してみてもダメなら、現場を変えてみる、会社を変えてみるのもありです。
そもそも、仕事が辛いのが原因で精神的に落ち込んだ時は休めば良いだけの話です。
今回の内容がエンジニアの仕事が辛いと感じている方、これからエンジニアを目指そうとしている方の助けになれば嬉しいです。
コメント
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