フリーランスにとって最も重要なことは何でしょうか?
収入、仕事内容、人間関係、取引先などが考えられますが、全て違います。
結論から言います。最も重要なことは「健康」です。
病気が無く、体が元気=「健康」ではありません。「健康」は肉体と精神の両方の観点が重要となります。特に10代、20代、30代の間は「精神的な健康」の方が重要です。
40歳までの死因で最も多いのが「自殺」だと知っていましたか?
なぜ若い人の方が「精神的な健康」を崩してしまうのかについて知っていますか?
この記事を書いている私は現在26歳のフリーランスエンジニアです。
フリーランスは会社員のように雇用保険や傷病手当などが無いため、「健康」が全てと言っても過言ではありません。
特に40歳以下の場合は、一般的な「健康」ではなく、「精神的な健康」に重きを置いて考える必要があります。
今回は若手フリーランスにとって最も重要な「精神的な健康」について解説します。
では、早速始めていきます。
フリーランスに最も必要なことは「精神的な健康」です
40歳までの死因で最も多いのは「自殺」です
厚生労働省が発表している資料を見ても分かるように、各年代別の死因を調べると、10代、20代、30代の死因で最も多いのが「自殺」です。
つまり、若い間は「精神的な健康」が原因で亡くなるのが最も多いのです。原因は人によって様々です。仕事でのパワハラ、金銭的な事情、人間関係などが挙げられます。
では、なぜ若い人が「精神的な健康」を崩してしまうのでしょうか?「脳科学」の視点から考えてみましょう。
脳科学の分野から見てると、人間の脳の発達は30歳頃までは発達が完了していません。
脳の発達は後ろから徐々に発達していき、最後に脳のおでこの奥にある「前頭前野」が発達をしていきます。
「前頭前野」は人間の脳で最も重要と言っても過言ではない場所です。高度に発達した現代社会を生きていく上で、様々な判断を冷静かつ適切に判断する際に必要な場所です。
その場所が30歳頃まで発達が終わっていないということは、脳科学的には30歳頃までは冷静に適切な判断を行えない可能性が高く、突発的な行為に及ぶ可能性が高いのです。
そのため、発達が終わっていない段階だと、感情のアップダウンが激しいため、非常に喜ぶこともあれば、ひどく落ち込んだりすることもあるのです。
20代の死因の第1位が「自殺」、第2位が「不慮の事故」というのは偶然ではなく、科学的な根拠が存在しているのです。
つまり、若い頃の「精神的な健康」は死なないためにも、非常に重要なことなのです。
人間は社会的な動物です。孤独が最も危険です
「精神的な健康」を手に入れる上で忘れてはいけないことの一つに、「人間が社会的な動物」であるということです。
一言で言うと、映画「サマーウォーズ」の名言として有名な「一番いけないのは、おなかが空いていることと、1人でいることだから」ということです。
社会学、心理学の分野でも多くの研究者が主張しているように、「人間は社会的な動物」であるということです。元々の人類の歴史を振り返れば、簡単に想像が出来ると思います。
つまり、「孤独」が「精神的な健康」にとって最も危険な状態であるということです。悩みを相談できる人が居なく、孤独を感じている状況は想像以上に危険です。
周りに相談出来ないなら、カウンセリングや厚生労働省や各自治体が24時間無料で行っている電話相談などを活用して、とにかく「孤独」な状態から少しでも抜け出すことが重要です。
特にフリーランスの場合は、上司や同僚が居なくて気軽で良いというメリットもありますが、一方で「孤独」になりやすいというデメリットもあります。
決して、「孤独」にならないように、常に注意が必要です。
フリーランスで「健康」があれば無敵状態です
フリーランスで「肉体的な健康」と「精神的な健康」があれば鬼に金棒の状態と言えます。
身体は元気、精神的にもやる気に満ち溢れている状態は、多少の失敗でも挫けることなく、常に前に進める状態と言えます。
フリーランスは会社員と違い、会社の規則やルール、人間関係などに縛られることが無く、自分自身の意思決定で仕事を進めることができます。
そのため、事業を拡大して、法人化を目指すことや逆に、仕事を抑えて、私生活を充実させることも自分自身の意思決定で可能となります。
しかし、会社員と違い、「健康」が無ければ、全て上手くいかないのが、フリーランスのデメリットでもあります。
会社員と違い、雇用保険、傷病手当などが無いため、全て自己責任となります。
上記で解説したように、特にフリーランスは「精神的な健康」のメンテナンスを日々行うことが会社員よりも重要となります。
メモ
ちなみに、私の場合(26歳)は、以下の比率で「健康」を考えています。
- 「精神的な健康」:80%
- 「肉体的な健康」:20%
運動をしない「健康法」は注意が必要です
「精神的な健康」を手に入れる方法
では、具体的にどうすれば「精神的な健康」を手に入れることが出来るのかについて解説します。
結論から言います。「筋トレやランニングなどの激しい運動」です。
この言葉を聞いただけで嫌になるかもしれませんが、最後まで聞いて下さい。
今まで脳科学や心理学の本や論文を読んできて、最終的に分かったことは「精神的な健康」を手に入れるには、「筋トレやランニングなどの激しい運動」が必要ということです。
逆に、「筋トレやランニングなどの激しい運動」をしたくないと感じている段階で、「精神的な健康」を失っていると言えます。ちなみに、私もつい最近までそんな状態でした。
有名な経営者の本を読んでいると必ずと言ってもいいほど、「筋トレやランニングなどの激しい運動」の話が登場します。特に、海外のグローバル企業の経営者が多いです。
有名な経営者の経験則だけでなく、「精神的な健康」を手に入れる上で「運動」が重要な要素であるということは様々な分野の研究で証明されている事実です。
特に「精神的な健康」が必須条件のフリーランスは「運動」をしないことは、「仕事」をしないことと一緒です。「運動」の重要性を再認識しましょう!
ちなみに、たまに、「ランニング」ではなく、「ウォーキング」でも良いという話が話題になりますが、半分正解で半分不正解と言えます。
運動の入り口として「ウォーキング」は効果的ですが、脳科学の観点から見ると、「ウォーキング」と「ランニング」では活性化される脳の分野が異なり、「ランニング」の方が運動中、運動後の効果に顕著な効果の差があることが分かっています。
最終的には「ランニング」を目指して「運動」するのがおすすめです。
科学的な根拠に基づいて「精神的な健康」を手入れる具体的な方法や脳への運動の効果については「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」と「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」の2冊がおすすめです。
非常に分かりやすく、科学的な視点から「健康」を手に入れる方法が分かります。フリーランスの方は必読です!
運動をしない健康法は危険
たまに、「運動しなくても健康になれる」という話が雑誌などに書かれていますが、難易度が高く、実現が難しいため避けた方が良いです。
理由は簡単です。各分野で健康を手に入れるには、「運動が欠かせない要素」であると証明されているにも関わらず、その内容を否定して別の行動を取るのは非効率だからです。
確かに、運動をほとんどしなくても健康な人や成功している人はいますが、再現性が低く、簡単に真似できることではありません。
それよりも、「筋トレやランニングなどの激しい運動」を定期的に行い、自然を感じながら、肉体的、精神的の両方の健康を手入れることの方が断然、効果的です。
「運動」を行うようになると、自然と食事にも気をつけるようになり、日々の仕事に対しての向き合い方も変わります。
また、人間関係に関しても多少のストレスがあったとしても、精神的に健康な状態であれば問題なく、対処出来るようになります。
ぜひ、「運動をしない健康法」ではなく、「運動する健康法」でフリーランス生活を楽しみましょう!
自分自身の健康の基準はありますか?
自分自身の「精神的な健康」を測る基準を持っていますか?
フリーランスの人は特に、「精神的な健康」を測る基準を持っておくのがおすすめです。
私の場合は、筋トレやランニングをしたくないと感じたら危険だという基準を持っています。つまり、何もしたく無いと感じてしまっている状態です。
そんな状態はもちろん、仕事に対してもやる気が無く、私生活でも全てのことに対してやる気が無くなっている状態です。
そのような状況にならないためにも、自分自身の基準を作り、毎日確かめることが重要です。
フリーランスは健康が最も重要であり、健康を失っても、会社員とは違い、何の補償もありません。自分の身体と精神をコントロールするのも仕事の一部です。
しっかりと自分の基準を作ることが重要です。
「健康」があれば無敵状態です。健康を取り戻しましょう!
今回はフリーランスの「健康」について解説を行いました。特に40歳までのフリーランスの方は「精神的な健康」が重要となります。
若い頃の「精神的な健康」は何事にも変えられないぐらい大切な存在です。
ぜひ、「筋トレやランニングなどの激しい運動」を積極的に行うことで、心身ともに「健康」を取り戻していくことから始めてみましょう!
今回紹介した本に関しては、以下のリンクから見れます。
ぜひ、健康を一緒に手に入れましょう!