「エンジニアは休日でも勉強が必要でしょうか?」という質問に答えます。
結論から言います。休日に勉強は不要です。休日の勉強よりも健康のケアの方が圧倒的に重要です。
理由は簡単です。エンジニアは数多くの職業の中で、トップ5に入る病みやすい職業だからです。実際に、肉体的・精神的の両方で病気になりやすいという調査結果が各研究機関から発表されています。
そのため、エンジニアは他の職業よりも健康には注意する必要があります。詳しくは後ほど解説します。
この記事を書いている私は、現役のフリーランスエンジニアです。関東と関西の両方でフリーランスエンジニアとして活動してきました。私の実体験に基づいて出来るだけ分かりやすく解説していきます。
では、早速、解説を始めます。
休日に勉強しないエンジニアでも大丈夫です【健康が何より大事】
休日に勉強は不要!?
休日に勉強をする必要はありません。もし、技術的な内容について興味があり、苦にならないのであれば、勉強することは全く問題ないです。
しかし、会社や上司からのプレッシャー、将来に対する不安から無理矢理、休日に勉強するのは全くおすすめではありません。
ちなみに、私はエンジニアの仕事に関する勉強を休日にしたことがありません。
会社員時代は、会社や上司から資格勉強を強要されたりしましたが、見事に無視していました。毎週のように、休日に会社で勉強会が開催されており、参加するように何度も言われていましたが、全て拒否していました。
「好きなジュース1本おごってあげるから」と言って誘ってくる上司も居ましたが、そもそも社会人がジュース1本で大事な休日を返上する訳も無く、全て拒否していました。
それでもエンジニア歴1年でフリーランスエンジニアになることが出来ましたし、現在も東京で現役でフリーランスエンジニアを続けることが出来ています。
正直な話、エンジニアとしてのスキルは、普段の業務中に仕事から学ぶこと、それとGoogle検索から学ぶことで十分だと思います。
休日に勉強するよりも、肉体的・精神的の健康ケアを休日にした方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。詳しくは次節で解説します。
エンジニアを辞めなければ大丈夫
エンジニア3年目までの目標は、「エンジニアを辞めないこと」これだけで十分です。会社を辞める、現場を辞めるでも大丈夫です。エンジニアという職業を辞めなければ大丈夫です。
異業種からせっかくエンジニアに転職しても、3年未満で辞めてしまう人が実際に多くいます。会社での人間関係、業務内容、想像と違うなど、様々な理由があると思います。
ただ1つ言いたいことがあるのですが、エンジニアを辞めるのであれば、エンジニア3年目以降の景色を見てから辞めて欲しいです。
実際の話、エンジニア3年目になると、市場価値が一気に上がります。ただし、会社員エンジニアは会社内の年功序列もあるため、評価があまり変わりません。しかし、フリーランスエンジニアになると一気に変わります。
日本最大級のエンジニア案件サイトであるフリーランススタートで検索しても分かるように、3年目以降になると、参画できる案件数や単価が一気に上がります。(ちなみに、このサイトは超便利ですので登録しておくのがおすすめです。)
具体的に言うと、月50万以上はほぼ確実です。業務経験3年目で月50万以上もらえる職業はなかなか存在しません。
給料が上がるから我慢できるということも少なく無いため、一度はこの3年目以降の景色を見てから判断するのがおすすめです。
エンジニアは精神障害になりやすい職業
残念な話ですが、事実であるためお伝えさせて頂くと、エンジニアは精神障害になりやすい職業です。簡潔に言うと、病みやすい職業です。
実際に、厚生労働省が発表している「精神障害に関する事案の労災補償状況」の統計データを見ても分かるように、情報通信業に従事しているエンジニアは、毎年トップ5に入るぐらい精神障害を抱えてしまうという結果があります。
そのため、自分自身がその状態にならないために、他の職業以上に、予防をすることが重要となります。
休日に好きでも無いのに、エンジニアの勉強をしているようでは、精神衛生に問題が発生するリスクを高めるだけです。休日の過ごし方は非常に重要となります。
リラックス出来るような環境作りを他の職業の人達よりも、率先して行うことが重要です。趣味に没頭する、家族・恋人・友人など大切な人と過ごすなど、何でも大丈夫です。重要なことは、精神的な安らぎを与えることです。
フリーランスエンジニアはさらに健康が重要となります
傷病手当・失業保険がありません
フリーランスエンジニアと会社員エンジニアの違いとしては、肉体的・精神的に病気になった場合のサポート内容が異なります。
フリーランスエンジニアは、休職中の傷病手当や失業中の失業保険が基本的には存在しません。
失業時の収入保障については、Midworksという上場企業のエージェントを利用していれば、約60%の保障はありますが、Midworks以外は基本的には無収入になります。
また、怪我や肉体的な疾患の病気が原因で休職する場合は、民間の保険で賄うことが出来る場合が多いですが、うつ病などの精神疾患が原因で休職する場合は、ほぼ適用されませんので、注意が必要です。
そのため、フリーランスエンジニアとしては、精神状態の安定が何よりも重要となります。解雇による失業はMidworksのサービスを利用すれば問題ないですが、精神疾患に関しては、自己責任となります。
フリーランスエンジニアは、会社員エンジニア以上に、精神的な健康ケアが重要となります。
30代までは精神健康を最重要視しましょう
本当に残念なことでもありますが、日本は10代、20代、30代の死因で最も多いのが「自殺」です。
エンジニアだけでなく、全ての職業の人々に当てはまる内容ですが、30代までは「精神健康」が本当に重要となります。
エンジニアは特に精神的に病みやすい職業でもあるため、他の職業の人よりも注意が必要です。
少しでも精神的に辛い時は、休日に勉強をしている場合ではありません。しっかりとケアをする必要があります。
脳科学の世界でも明らかになっていますが、人間の脳は、後頭部から発達していき、最終的に脳の発達が完了するのは、30歳前後になります。
そのため、30歳前後までは感情を司る部分も含めて、不安定な状態に陥りやすい傾向にあります。
科学的にも不安的になりやすいことが分かっている年代のうちは、精神健康を第一にしましょう。実際に私も精神健康を第一にエンジニアを続けています。
休日の勉強よりも精神健康が将来を明るくします
今回は、エンジニアの精神健康の重要性について解説しました。
休日に無理矢理、勉強することは、精神健康に悪影響を及ぼしてしまい、エンジニア人生を短くしてしまう可能性もあります。
休日はしっかりとリフレッシュして、平日のエンジニアの仕事に備えることが長続きする秘訣です。
無理せずにエンジニア生活を続けて稼ぎましょう!