「高卒でもフリーランスエンジニアになることが出来ますか?」という質問に答えます。
結論から言います。余裕で大丈夫です。フリーランスエンジニアだけでなく、エンジニアになるための学歴は不要です。
実際に、高卒の方や、高校中退の方でもフリーランスエンジニアとして活躍している方は多数います。大卒だから有利という世界では決してありません。
日本のエンジニアの世界は、学歴よりも業務経験の方が圧倒的に重要となります。ほぼ業務経験で決まると言っても過言ではありません。詳しくは後ほど解説します。
この記事を書いている私は、現役のフリーランスエンジニアです。関東と関西の両方でフリーランスエンジニアとして活動してきました。私の実体験に基づいて出来るだけ分かりやすく解説していきます。
では、早速、解説を始めます。
フリーランスエンジニアに学歴は関係なし【高卒でも問題ないです】
学歴は全く関係ないです
本当に声を大にして言いたいのですが、エンジニアに学歴は関係ありません。
優秀なエンジニアに高学歴の人が多いという傾向は確かにありますが、しかし、絶対に優秀とは限りません。逆に、高卒エンジニアだから優秀では無いということもありません。高卒エンジニアの方でも超優秀な方は、たくさん居ます。
実際に、優秀な高卒エンジニアの方が、大人数のチームを率いて活躍している姿を数多く見てきました。
日本最大級のエンジニア案件サイトであるフリーランススタートで検索しても分かるように、「学歴」の条件を書いている案件はほぼゼロです。(ちなみに、このサイトは超便利ですので登録しておくのがおすすめです。)
案件の募集要項に学歴の記載が無い代わりに、「開発経験3年以上」、「上流工程の経験」など業務年数や業務経験の内容ばかりが記載されています。
つまり、エンジニアの世界は、学歴よりも、業務年数や業務経験の方が圧倒的に重要視されているということです。
面接で学歴は聞かれません
エンジニアの面接で学歴を聞かれることはありません。理由は簡単です。「エンジニアの能力 ≠ 学歴」だからです。
面談先に提出する業務経歴書に関しても、学歴の欄が存在しないケースも多々あります。それだけ学歴というものが重要ではない世界がエンジニアの世界でもあります。
ただ、人工知能やアルゴリズムの最先端の研究をしたい場合は、大学や大学院での研究内容を問われるケースもありますが、90%以上の一般的なエンジニア職であれば、学歴は関係ありません。
実際に、関西と関東の両方で数多くの面談を受けてきた経験上、学歴については一度も聞かれたことがありません。
では、学歴以上に重要とされることは一体何でしょうか?
結論から言います。業務年数と業務経験が最も重要なことです。実際に、面談時に聞かれることは、今までの業務経験についての話ばかりです。
今までの業務経験についての内容で合否が決まると言っても過言では無いぐらい重要です。次節で詳しく解説します。
業務年数と業務経験が命です
エンジニア3年目までは「業務年数」が最も重要となります。なぜなら、3年目以下は書類選考で自動的に落ちる確率が高いからです。
フリーランススタートで検索するとすぐに分かるのですが、必須スキルに「開発経験3年以上」というような内容が多々あります。
学歴が優れていたとしても、実務での開発経験が無い場合は、自動的に書類選考で落ちてしまいます。
そのため、エンジニア3年目までは辛いことがあったとしても、エンジニアを辞めないで、経験年数を積み重ねることが重要となります。そこが第一ステップになります。
第二ステップとしては、業務経験が重要となります。開発経験が無く、テスト業務のみの経験だと、いつまで経っても、低単価でやりがいの無い仕事が続きます。
可能な限り、要件定義からリリースまでの全ての工程を経験出来る場所で仕事をするのがベストな選択です。最初の現場で全ての工程を経験できる可能性は低いです。
そのため、今の現場では深い経験が積めないと思えば、積極的に現場を変えて仕事をした方が、将来的にはかなりプラスになります。
経験が積めない現場で仕事を続けていても、時間を無駄にするだけです。業務経験が薄いと単価にも影響してきます。
しっかりと経験が積める現場が見つかるまで探すのがおすすめです。経験が積めなくて後悔するのは将来の自分です。
学歴よりも業務経験を大事にしましょう
最初は業務年数を積み重ねましょう
エンジニアの世界は、学歴よりも圧倒的に業務年数と業務経験が重要視されます。そのため、フリーランスエンジニアとして稼ぎたいという目標がある方は、辛いことがあったとしてもエンジニアだけは辞めないでおきましょう。
せっかくエンジニアに転職しても、エンジニア1年目、2年目で辞めてしまう人が多くいます。実際に私も3年目までは、毎日のように辞めたいと思っていました。
しかし、エンジニアの世界は3年目以降から少しずつ待遇が良くなります。3年目以降の景色を見ないで辞めるのは勿体無いです。
3年目までは「エンジニアを辞めない」という目標だけでいいです。辛いことがあれば、現場を変える、転職するでも大丈夫です。エンジニアを辞めなければ、3年目には月60万円以上は稼げるようになり、全体的な待遇も良くなります。
最初の3年間は、エンジニアを辞めないことを目標にして、業務年数と経験を積み重ねることが重要です。
もし、エンジニアを辞めたいと悩んでいる方がいましたら、私で良ければ相談にのります。
上流工程の経験は単価アップに繋がります
正直な話、要件定義から開発までの上流工程の経験を積んだエンジニアとそうでないエンジニアでは、単価が全く違います。月単価が10〜20万円以上は違います。
テストなどの下流工程の経験も重要ですが、それ以上に上流工程の方がさらに重要となります。上流工程ではプログラミング能力だけでなく、顧客との折衝、設計スキルも求められます。
そのため、可能であれば、早い段階で上流工程の経験が積める現場で経験を積むことをおすすめします。最初は要件定義の議事録を取るだけの仕事からスタートすることが多いですが、それでも大きな経験になります。
上流工程の経験が0か1では全く異なります。現場でも積極的に、上流工程の経験を積めるようにアピールすることが重要です。
3年目以降の単価で大きく変わってきますので、出来るだけ経験を積めるようにしましょう。
PM・PLの経験はかなり有利です
PM(プロジェクトマネージャ)やPL(プロジェクトリーダー)の経験は、エンジニアとしてかなり大きな経験となります。
フリーランススタートで検索しても分かるように、PMやPLの求人は、月単価が一気に上がります。
月80万円以上の案件がほとんどです。PMやPLの経験が積める機会があれば、将来のためにも積極的に経験を積みましょう。
フリーランスエンジニアは学歴が関係ない職業です
今回はフリーランスエンジニアと学歴について解説しました。
フリーランスエンジニアは業務年数を着実に積み重ねていけば、学歴に関係なく、稼げる職業です。20代で年収1000万円も夢ではありません。
未経験からエンジニアを目指している方、フリーランスエンジニアを検討されている方、学歴は全く関係ありませんので、学歴が障壁となって、フリーランスエンジニアになることを諦めることだけは避けましょう。