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フリーランスの会計ソフトはfreeeかマネフォで決まり【徹底比較】

「フリーランスにおすすめの会計ソフトを教えて下さい」という質問に答えます。

先に結論から言います。フリーランスの会計ソフトは、freeeマネーフォワードのどちらかを選べばOKです。

正直な話、どちらの会計ソフトも同じような機能を提供しているため、両方とも使ってみて、見やすさ・使いやすさなど個人の好みで決めてもらって大丈夫です。

freeeとマネーフォワードともに、最初は無料で使用できるため、両方とも使ってみて、判断するのがおすすめです。

どちらの会計ソフトを使えば良いのかの判断基準となる重要な情報を、freeeとマネーフォワードを比較して、出来るだけ分かりやすく解説していきます。

では、早速、解説を始めます。

フリーランスの会計ソフトはfreeeかマネフォで決まり【徹底比較】

フリーランスの会計ソフトはfreeeかマネフォで決まり【徹底比較】

freeeとマネーフォワードの比較一覧

freee マネーフォワード
最安プラン
(税込)
スターター
1,628円/月
12,936円/年
パーソナルミニ
1,078円/月
10,560円/年
標準プラン
(税込)
スタンダード
2,948円/月
26,136円/年
パーソナル
1,408円/月
12,936円/年
最上位プラン
(税込)
プレミアム
43,780円/年
パーソナルプラス
39,336円/年
自動仕訳
確定申告
e-Tax
スマホアプリ
レシート撮影
分析機能
消費税申告
従業員管理 ×(別料金必要)
サポート ・メールサポート
・チャットサポート
・電話サポート
・税務調査補償(最上位プランのみ)
・乗り換え代行(最上位プランのみ)
・メールサポート
・チャットサポート
・電話サポート

先に結論から言います。機能面においては、freeeとマネーフォワードに大きな違いはありません。

両者に違いがあるとすれば、①料金の違い②従業員管理機能③サポートの違いです。

①の料金の違いについてですが、先に結論から言いますと、マネーフォワードの方が安く利用することが出来ます。詳しくは後ほど解説します。

②の従業員管理については、従業員を雇っている方以外は、利用することが無い機能です。逆に、従業員を雇っている方には、従業員管理が無料で使えるマネーフォワードがおすすめです。freeeの場合だと、従業員管理は別料金が発生するため、おすすめではありません。

③のサポートの違いについてですが、最安プランと標準プランでは両者にあまり違いがありません。最上位プランのみサポートに違いがあります。

freeeの場合だと、税務調査の際に、税理士の立会費用を一定額補償してくれます。また、他社の会計ソフトから移行する際のデータ移行を無料で依頼することが出来ます。

会計ソフト無しで事業を行うのは非常に危険です

そもそもの話になるのですが、会計ソフトを使わないでフリーランスが確定申告をするのは非常に危険です。

なぜなら、会計ソフトを使わないで確定申告するのは、ほぼ不可能かつ、時間の無駄だからです。

会計上の細かい仕訳や勘定科目の設定などを自分自身で行って、毎年のように改正される税に関する法律を網羅して、自分自身で確定申告をするのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。

膨大な時間をかけてエクセルで確定申告している強者もいますが、今の時代、月1000円前後で超便利な会計ソフトがありますので、そちらを使う方が圧倒的に効率が良いです。

今の時代、プロの公認会計士の方でも会計ソフトを使って会計業務を行っています。

会計ソフトは必要経費だと思って、効率的に確定申告を行うのがおすすめです。

会計ソフトはクラウド会計一択です

会計ソフトには、大きく分けて、インストール型とクラウド型の2種類がありますが、クラウド型の会計ソフトを選ぶのがおすすめです。

ちなみに、今回紹介するfreeeとマネーフォワードともに、クラウド会計です。

インストール型の会計ソフトはPCに会計ソフトをインストールして、会計情報を登録していくのですが、PCの故障やアプリの不具合などが原因で登録した会計情報が消えてしまう可能性があります。

また、PCの機種変更に手間がかかったり、クラウド会計では当たり前となっているスマホでの登録が未対応だったりするため、使い勝手が悪いと感じることが多いです。

クラウド会計は、ネット環境さえあれば、スマホ、タブレット、PC(Windows・Mac)のどの端末からでも会計情報を登録することが出来ます。

クラウド会計の場合だと、店で会計を終えた直後に、スマホでレシートを撮影して、そのまま登録することも出来ます。非常に便利です。

非常に強いこだわりが無い限りは、クラウド会計を選ぶのがおすすめです。

freeeとマネーフォワードの違い

freeeとマネーフォワードの違い

料金の比較

【免税事業者向け:最安プラン】

freee マネーフォワード
プラン名 スターター パーソナルミニ
料金(税込) 1,628円/月
12,936円/年
1,078円/月
10,560円/年
消費税申告 × ×
レシート撮影
(月5件まで)
従業員管理 ×(別料金必要)
サポート ・メールサポート
・チャットサポート
・メールサポート
・チャットサポート

【課税事業者向け:標準プラン】

freee マネーフォワード
プラン名 スタンダード パーソナル
料金
(税込)
2,948円/月
26,136円/年
1,408円/月
12,936円/年
消費税申告
レシート撮影
従業員管理 ×(別料金必要)
サポート ・メールサポート
・チャットサポート
・メールサポート
・チャットサポート

料金に関する違いについて先に結論から言います。マネーフォワードの方が年間にすると半額で利用することが出来ます。

freeeとマネーフォワードで機能に関する大きな違いは無いため、コスパ重視の方は、マネーフォワードを選ぶのがおすすめです。

「免税事業者」と「課税事業者」でプランが変わってくるため、自分自身に合ったプランを選ぶことが重要です。

ただし、最安プランは、機能の制限があるため、特に、課税事業者の方は、標準プラン(freee:スタンダード、マネーフォワード:パーソナル)を選ぶのがおすすめです。

ちなみに、freeeとマネーフォワードともに、標準プラン(freee:スタンダード、マネーフォワード:パーソナル)の上に最上位プランがあるのですが、値段が一気に上がるため、あまりおすすめではありません。

最上位プランは、電話対応・税務調査補償・乗り換え代行のサポートが必要な方のみ選択するのがおすすめです。

仕訳作業&自動取込

freee マネーフォワード
記帳の完全自動化 ×
銀行口座の自動取込 毎週2回 1日1回
クレカの自動取込 請求内容の確定時 1日1回

実際に、クラウド会計を使って、収入や経費を登録する際の各社の違いについて解説します。

freeeの場合だと、記帳する内容を登録しておけば、自動的に記帳登録が可能となります。毎月同じ支出がある場合などに便利な機能です。

一方で、マネーフォワードの場合だと、連携した銀行口座やクレジットカードの明細を1日1回自動取込してくれます。そのため、仕訳登録する際に、前日までの連携データがある状態で仕訳登録することが出来ます。

freeeの場合だと、明細データが古い場合があるため、手動で連携データを取り込む必要があります。

連携する金融機関の数や明細データが多い場合などは、時間のかかる場合も多いため、その点については、マネーフォワードの方が便利だと言えます。

確定申告

freee マネーフォワード
収支内訳書
青色申告決算書
確定申告書B
第一表・第二表
第三表
(分離課税用)
第四表
(損失申告用)

確定申告の違いについては、ほぼありません。どちらもスマホ・PCのどちらからでも確定申告を行うことが出来ます。

freeeとマネーフォワードともに、e-Tax・青色申告(65万円控除)にも対応しているため、問題なく利用することが出来ます。

請求書作成

freeeとマネーフォワードともに、見積書・請求書など業務上で必要な書類を簡単に作成することが出来ます。

自分自身でエクセルなどで作成することも可能ですが、フォーマット不備や法律的に必要情報が漏れていたりするなどのリスクがあるため、各種書類を作成する際は、利用するのがおすすめです。

freeeとマネーフォワードともに、フリーランス業務で必要な基本的な書類については、全て作成可能となっています。

作成可能資料

  • 見積書
  • 納品書
  • 請求書
  • 領収書
  • 注文書

分析機能

freeeとマネーフォワードともに、キャッシュフローの分析、収益分析などをグラフや帳票で出力する機能が提供されています。

現時点での財務状況が一目で分かるため、非常に便利な機能です。

収入の推移・経費の推移・経費の種類などが全て簡単に確認できるため、フリーランス業務を行う上でも重要な機能です。

分析機能に関しては、freeeとマネーフォワードによる違いは、ほぼありませんので、どちらでも充実した分析機能を利用することが出来ます。

分析機能

・キャッシュフローレポート
・収益レポート
・費用レポート
・得意先レポート
・仕入先レポート

freeeとマネーフォワードのメリット・デメリット

freeeとマネーフォワードのメリット・デメリット

freeeのメリット・デメリット

メリット

  • 会計知識が無くても利用可能
  • 見た目がシンプルで使いやすい画面
  • 記帳の完全自動化が出来る

デメリット

  • マネーフォワードよりも料金が高い
  • 最安プラン(スターター)に機能制限がある
  • 自動取込の頻度が少ない

freeeの最大のメリットは、会計知識がほとんど無くても、簡単に確定申告が行える点です。

出来るだけ会計用語を使わないで画面が設計されているため、誰でも簡単に利用することが出来ます。

また、スマホアプリの機能も充実しているため、スマホで仕訳登録から確定申告までを行いたい方には、freeeの方が向いていると言えます。

一方で、デメリットとしては、マネーフォワードよりも料金が高い点です。年間契約の場合だと、2倍以上の料金がかかるため、その点についてはデメリットだと言えます。

また、自動取込の頻度が少ない点についても、気にされる方にとっては、デメリットだと言えます。

マネーフォワードのメリット・デメリット

メリット

  • freeeよりも料金が安い(年間契約だとfreeeの半額以下)
  • 最安プラン(パーソナルミニ)に機能制限がない
  • 自動取込の頻度が多い(1日1回)

デメリット

  • freeeと比べて多少の会計知識が必要となる
  • レシート撮影に別のアプリが必要となる
  • 全てをスマホで完結したい人には向いていない

マネーフォワードの最大のメリットは、コスパが良い点です。年間契約だとfreeeの半額で利用することが出来ます。

また、最安プラン(パーソナルミニ)利用時でも機能制限無く、利用することができるため、その点についてはメリットだと言えます。

他にも、マネーフォワードでは楽天銀行の自動取込に対応(freeeは未対応)しているため、楽天銀行ユーザーにとってはメリットです。

一方でデメリットとしては、freeeよりも会計知識が多少必要となる点です。

マネーフォワードも他の会計ソフトと比べると、専門用語を使わないで、出来るだけ分かりやすく作られているのですが、freeeと比較すると難しく感じてしまう点があります。

また、PC向けのサービスであるため、スマホで全てのことを完結したい方には、マネーフォワードはあまり向いていません。

無料期間中に両方とも使ってみるのがおすすめ

無料期間中に両方とも使ってみるのがおすすめ

クラウド会計のfreeeとマネーフォワードについてメリット・デメリットの両方の観点から解説を行いました。

freeeとマネーフォワードそれぞれ違いがあるため、両方とも一度使ってみてから判断するのがおすすめです最初の1ヶ月間は無料もしくは、割引価格で利用できます。

正直な話、アプリの見た目・使いやすさに関しては、個人の好みの部分もあるため、まずは使ってみることをおすすめします。

以下のリンクから無料で登録できますので、ぜひ、freeeマネーフォワードそれぞれ使ってみて、自分自身に合った会計ソフトを選んで下さい。

会計ソフトは、フリーランスを続けていく上で非常に重要な存在です。自分自身に合った会計ソフトが見つかることは、長年に渡って大きなメリットと言えます。

【freee】

【マネーフォワード】

会計ソフトを使って快適なフリーランス生活を満喫しましょう

会計ソフトを使って快適なフリーランス生活を満喫しましょう

今回は、会計ソフトのfreeeとマネーフォワードについて解説を行いました。

会計ソフトは、フリーランスにとって非常に心強いビジネスツールです。

会計業務のことで悩まされることなく、本業に集中するためにも、今回を機に、自分自身に合った会計ソフトを見つけましょう。

【freee】

【マネーフォワード】

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