エンジニア 未経験

エンジニア1年目の目標は「エンジニアを辞めない」だけで十分

「エンジニア1年目は何を目標にすれば良いでしょうか?」という質問に答えます。

結論から言います。エンジニア1年目は、エンジニアを辞めなければ全てOKです。

それぐらいエンジニア1年目は過酷です。高い目標を設定してしまうと挫折の原因になります。

余裕が出てきてから目標値を上げるので十分です。

1点注意ですが、1年以内に会社を辞めても良いです。ただし、エンジニアという職業を辞めないで下さい。

詳しくは後ほど解説します。

この記事を書いている私は、現役のフリーランスエンジニアです。関東と関西の両方でフリーランスエンジニアとして活動してきました。

今回も出来るだけ分かりやすく、簡潔に解説します。

では、早速、解説を始めます。

エンジニア1年目の目標は「エンジニアを辞めない」だけで十分

エンジニア1年目の目標は「エンジニアを辞めない」だけで十分

1週間や1ヶ月で辞める人も普通にいます

事実ですので、先にお伝えさせて頂くと、エンジニアに転職したり、新卒で入社した人が、1週間や1ヶ月で辞めてしまうことは頻繁にあることです。

実際に、今まで何回も目の前で新人の方が辞めていくのを見てきました。

理由は様々ですが、退職理由として多いのが、以下のような内容です。

退職理由

  • 業務内容が想像と違っていた
  • 精神的にしんどくなってしまった
  • 上司との関係性(パワハラなど)

私自身も完全未経験からエンジニアに転職したため、身に染みて分かるのですが、1年目は精神的に辛いことが日常茶飯事のように発生します。

昭和のベテランエンジニアの方に多いのですが、口調が少しキツかったり、質問をしてもあまり教えてくなかったりします。

また、1年目は、プロジェクトの中心で活躍するというよりも、雑用のような仕事が多いです。

プログラムを書いて経験を積みたいのに、気が付けば毎日エクセルで資料作成をさせられているというのは、よくある話です。

そんな日々が続いていくと、辞めたいという感情が沸々と湧き出てくるのは当然のことです。

しかし、ここでエンジニアを辞めてしまうのは非常にもったいないです!

なぜなら、エンジニアの市場価値は2年目から急激に上昇するからです。

そこで、次節では、エンジニアの市場価値について解説していきます。

エンジニアは2年目からが色んな意味で面白い

エンジニア1年目は日々辛いことの連続です。パワハラ系の上司や退屈な仕事内容は本当に辛くなります。

目の前の狭い視野で物事を考えてしまうと、精神的に辛くなってしまう一方です。

そこで、一旦、視野を広げて、2年目以降のエンジニアの市場価値について考えてみましょう。

結論から言います。少なくとも1年目と2年目では市場価値が2倍になります。

エンジニア2年目にフリーランスエンジニアになれば、月30万円〜40万円以上は稼げるようになります。

実際に私も完全未経験からスタートして、1年後にフリーランスエンジニアになって、月30万円以上稼ぐことが出来ました。

収入面以外にも、仕事内容に関しても良い変化が出てくるようになります。

具体的には、雑務仕事から解放され、設計や開発など少しずつ上流工程の仕事に携わることが出来るようになります。

上流工程の経験は、経験値アップだけでなく、今後の単価アップ材料になりますので、経験と収入のどちらにも良い作用が働きます。

このように、2年目に入ると、1年目とは比べ物にならないぐらい様々なことが良い意味で変化していきます。

もし、エンジニアを辞めたいと思っているのであれば、この2年目以降の面白さを経験してから、検討するのでも遅くは無いです。

高い目標を掲げるのは少し危険です

やる気に満ち溢れている方、成長意欲が強い方に多いのですが、いきなり高い目標設定をするのは、少し危険です。

なぜなら、高い目標設定は挫折の原因となる可能性が非常に高いからです。最初は低い目標で十分です。具体的には、「エンジニアを辞めない」これだけで十分です。

高い目標を掲げてしまうと、現実に直面した際に、大きな挫折となります。

具体的に言うと、エンジニアの現場では、20年以上のベテランエンジニアや情報系の修士号や博士号を持っている人が普通に居て、一緒に仕事することがあります。

その際に、圧倒的な実力差を感じることが多々あります。もし、高い目標を掲げていると、挫折してしまう可能性があります。

実際に、挫折した人を数多く見てきました。

最初は、エンジニアを辞めないで、優秀な人からプライドを抜きにして、教えてもらうことで、少しずつ成長することが重要です。

目標に関しては、ある程度成長してから、目標を上方修正する方が挫折しにくいため、個人的におすすめです。

エンジニアの実力は、良い意味でも悪い意味でも、実力差が顕著に数字や結果に表れやすいため、挫折しやすいです。

そのため、最初の目標設定には気をつけましょう。

1年目でエンジニアを辞めない3つの方法

1年目でエンジニアを辞めない3つの方法

会社を辞めても大丈夫です

1点注意ですが、1年目に会社を辞めるのは全然OKです。ただし、エンジニアという職業は辞めないで下さい。

1年目に会社を辞めて、そのままエンジニアも辞めてしまう人がいますが、それはあまりおすすめではありません。

働きやすい会社や現場、優しい上司など自分自身が理想としている恵まれた環境は、必ず存在します。

1社目で理想の環境が見つかる方が異常なぐらいです。今の会社がダメなら、別の会社に転職すれば良いだけの話です。

無理に耐える必要はありません。ブラックな会社が原因でエンジニアという職業まで嫌いになり、職業を辞めてしまう理由はどこにもありません。

自分に合わないと思ったら、すぐにでも別の会社を探して、転職した方が将来から見て、圧倒的にプラスになります。

そもそも、ブラックな企業で耐える人がいるからこそ、ブラック企業が無くならない訳であって、自分自身がブラック企業の存続に加担している場合ではありません。

ブラック企業で耐えれば精神力が強くなりますが、精神的に壊れてしまった場合は、回復に膨大な時間がかかります。

また、回復できないまま数年、数十年と苦しんでいる人達もいます。

今の会社に依存することなく、エンジニアという職業を大事にしましょう。

1日耐えた自分を褒めちぎる

エンジニア1年目はホワイト企業、ブラック企業関係なく、辛いことが多いです。

新卒の場合だと、学生生活との違いに苦しんだり、異業種からの転職の場合だと、業種間ギャップに苦しむことになります。

周りの人が優秀に見えてしまい、劣等感を感じてしまうことなどもあると思います。

しかし、そのような感情は、経験を積んでいけば、解消されていく問題がほとんどです。

解決するには、エンジニアを辞めないで日々少しずつ経験を積んでいくしか方法はありません。数日で解消される問題ではありません。

また、エンジニアの世界は、褒められることが少ない職業です。世間からは、システムが動いて当然であり、システム障害は一大事として見られてしまう厳しい職業です。

そのため、習慣的に自分自身を褒めて、自己肯定感を高めて、メンタルを保つ必要があります。

人間は本能的に褒められることが好きであり、定期的に褒められる必要のある動物です。

辛いことがあった時には、積極的に、今日1日を耐えれたことや無事に終われたことに対して、自分自身を褒めて下さい。

「褒める」で足りない場合は、褒めちぎりましょう。

1年後の絶景を自分の手で描く

エンジニアを辞めないで続ける方法の1つとして、1年後の景色を想像するという方法も効果的です。

第1章で解説したように、2年目になると市場価値が2倍以上になります。

そのため、辛い時こそ、2年目の年収を考えたり、仕事内容について想像してみるのがおすすめです。

実際に私も、1年目の辛い時は、2年目にフリーランスエンジニアになって、2倍以上稼いで、雑務の仕事から解放されるということを想像していました。

そのためにも、辛くてもエンジニアだけは辞めないでおこうと踏ん張りました。

目の前の辛い状況だけを見続けていても、メンタルが擦り減ってしまうだけです。辛い時こそ明るいことを考えて、乗り越えることが重要です。

私の場合は、エンジニア歴1年の経験と資格で勝負しようと考えていたため、Java SilverとGOLDの資格勉強に励むことで、自分の手で2年目を切り開いていこうと努力しました。

また、フリーランスエンジニアのエージェントにも複数登録して、いつでもフリーランスエンジニアになれるように環境作りをしました。

フリーランスエンジニアを目指している方におすすめしたいのですが、複数のエージェントを使って、営業活動をした方が圧倒的に効率が上がります。

詳しくは、過去の記事で解説していますので、是非、読んでみて下さい。

【完全版】3年未満のエンジニアにおすすめのエージェントまとめ

1年目はエンジニアを辞めないだけでも立派なことです

1年目はエンジニアを辞めないだけでも立派なことです

今回はエンジニア1年目について解説しました。

エンジニア1年目は辛いことが多いため、途中でリタイヤしてしまう人が続出してしまう世界です。

目標値を低く設定しておくことで、挫折しないで一番辛い1年目を乗り越えられるようにすることが重要です。

-エンジニア, 未経験

© 2024 バオバオ夫婦